2022年5月10日22時、空撮用ドローンの新製品DJI Mini 3 Proが発表されました。Mavic MiniからDJI Mini 2の様なマイナーチェンジではなく、機体の形状から変更されたフルモデルチェンジです。

DJI Mini 2からの変更点も数多く、まず日本国内向けに販売される機体は国内法規による規制強化に対応できなくなった為、標準仕様の249g仕様に変更されます。よって、機体登録や飛行許可・承認、12月以降のライセンス制度や機体認証等、「無人航空機」としての扱いを漏れなく受ける事になります。

機体寸法は171x245x65mm(LxWxH)、DJI Mini 2と比べて、全長が12mm、全幅が43mm、全高が8mmそれぞれ大きくなっています。折りたたみ時の寸法もそれぞれ数ミリずつ肥大しています。

見た目はMavic 3の形状に寄せた作りになっており、今後のDJIのコンシューマー機はこのスタイルに移行していくのでは無いでしょうか。

日本のドローン規制対策はしないと言う判断

DJI Mini 3 Proの飛行時の重量は249g。これは、機体重量で規制の対象となるか否かを定めている国の基準、飛行重量250gに適合する為の措置で、日本の200g規制が如何に厳しく、これを100gにするというのだから、屋外でのトレーニングが更に難しくなり、日本の空撮オペレーターの操縦スキル低下が心配でなりません。

バッテリーは2種類から選べる

DJI Mini 3 Proの航続可能時間は約34分。DJI Mini 2の日本仕様の18分と比べてもカタログスペックで2倍弱、実用飛行では2倍以上の連続飛行を実現しています。尚、この値は標準仕様のフライトバッテリー(容量2453mAh)を使用した場合のもので、今回オプションとして用意されているインテリジェントフライトバッテリーPlus(容量3850mAh)を使用すると最長47分の飛行が可能です。

インテリジェントフライトバッテリーPlusを使用すると、DJI Mini 3 Proの飛行重量は約290gになりますが、そもそも標準バッテリーでも規制の対象になってしまうので、諸外国に比べてオプションバッテリー使用のハードルは小さくなります。

カメラ操作の自由度が向上

従来のDJI製ドローンとの大きな違いは、カメラアングルの操作幅の広さです。

まず大きな特徴が、縦位置撮影が可能になった点です。従来の空撮用ドローンもジンバルのロール稼動はできましたが、オペレーターの意思でコントロールする事はできず、縦位置の写真を撮りたい場合は、横位置で撮影したデータを縦位置にトリミングするしかありませんでした。過去にMavic Proで縦位置撮影の機能が搭載されていましたが、あの機能はあくまで撮影した画像をカメラ側でトリミングしただけのものでした。

DJI Mini 3 Proはカメラ本体が90°ロール可能なので、実際にCMOSセンサーが縦位置になります。よって、従来機の様に縦位置で撮影すると、画像サイズが小さくなって解像度が落ちるといった現象が起こらなくなるほか、SNSの投稿用映像素材として縦位置が好まれる傾向にある中、投稿ディバイス上で画像の加工作業を省略することができる様になります。

また、ジンバルチルトの操作範囲も拡大され、拡張機能を使っても36°が限界だったカメラの仰角が60°まで拡大。縦位置撮影機能と組み合わせる事により、高所点検業務にも活用できる一品です。

取得データの性能も向上し、動画最大解像度は4K 60fpsに向上、MOVの動画データの取得にも対応。動画ビットレートも150Mbpsまで向上。写真データは最大48MPまで対応します。

送信機が2種類

DJI Mini 3はMavic Air 2以降で採用されているスマートディバイスをモニターとして使用するDJI RC-N1送信機とモニター一体型のDJI RCの2つの送信機から、好みのセットを選ぶことができます。

DJI RC-N1(左)とDJI RC(右)

スティックの操作性に定評のあるDJI RC Proの廉価モデルである新型送信機。DJI Flyアプリが内蔵されている為、飛行時にスマートフォンを使用しません。しかし、DJI RC ProDJI RC Proの様に5Dボタンが搭載されていないので、露出のコントロールはモニターのタッチパネル操作で行う事になります。

また、Mavic Air 2以降のシリーズを既にお持ちで追加でDJI Mini 3 Proを購入される場合、既に手元にあるDJI RC-N1を流用いただく事が可能です。DJI Mini 3 Proは機体単体での購入も可能なので、導入予算を軽減することもできます。

Miniシリーズ初の障害物検知システム搭載

DJI Mini 3 Proには、Mavic Miniシリーズで初めて前後方向への障害物検知システムが搭載されました。Mavic Miniから搭載されているVPS(下方ビジョンセンサー)と合わせて6方向に対して、回避行動を撮ってくれる様になりました。ただし、過信はやはり禁物。カメラセンサーを用いた障害物検知機能なので、電線などの細い障害物やガラスなどの透過物、単色の壁面、夜間の障害物検知は引き続きできませんので、障害物の事前確認は重要です。

店頭にて先行予約受付中

DJI Mini 3 Proの先行予約を本日5月11日より受付ております。商品のお渡しは5月21日以降を予定しております。数量に限りがございますので、お1人様1点限りのご注文に限らせていただきます。

#

No responses yet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。