ドローンも人も高温注意

 お盆休み直前 。早い人では8月7日から夏季休暇に入る方もいるのでは?羨ましい限りです。ただ、残念ながら大阪府下には4度目の緊急事態宣言が発令されてしまい、今年はゴールデンウィークに引き続き、連休期間を緊急事態宣言下で迎えることになってしまいました。しかし、家に引き篭もりっぱなしというのも精神衛生上も体力的にもよろしくありません。たまには外に出て、ドローンでも飛ばして気分を変えてみるのも良いのではないでしょうか。

 デジカメ感覚で旅行にも持っていけるサイズや、比較的安価なドローンでも高いカメラ性能を有するドローンがラインナップされていることもあって、旅行のお供にドローンを持って行く人も増えたのではないでしょうか。海辺での飛行は周囲に障害物も少なく比較的飛ばしやすい環境でもあるので、新たな趣味としてドローンを用いた空撮にチャレンジするという方もおられるかと思います。そんな方に、日本の夏にドローンを飛ばす際に気をつけて欲しいこと3種をご紹介!

危険な暑さはドローンも要注意

高温注意

 天気予報の予想最高気温の数値が体温並みになるのが普通になってしまった日本の夏。人にとっても辛い環境なのは言わずもがな、ドローンにとっても好ましくない環境です。ドローンの動力源として使用されているリチウムイオンポリマーバッテリーを使う上で最も効率よく働いてくれる温度は22〜28℃、人が快適に過ごすことができる気温とイコールだと思っておいてください。当日の最高気温が35℃と観測された日の地表付近の実際の気温は40度を裕に超え50℃に迫る勢い、地上付近にドローンを長時間置いておくのも危険です。保護機能が働いて飛ばなくなるだけならいいのですが、高温からくる不調がドローンのどの部品に影響を及ぼすのかは予測がつきません。バッテリーの温度が55℃を超えてしまうと危険領域です。

MC、モーター、モニター用のスマートディバイス全て暑さが苦手

 ドローンの飛行を司るフライトコントローラー、モーターの回転数制御を行うESCなどの電子機器はもとより、ドローンが飛ぶための揚力を生み出すためのモーターも暑さに弱い部品の一つです。モーターで使用している磁石の仕様によっては80℃あたりから磁力がダウンするもの(ネオジウム磁石は80〜120℃で磁力ダウン)もあるので、ドローンも長時間の連続飛行は避けてあげましょう。また、送信機にスマートディバイスを装着しライブビューモニターとして使用する場合はスマートフォン等を炎天下やエアコンを切った車内などに放置しないようにしましょう。

 もちろん、ドローン本体を高温になるような環境に置いておくこともご法度です。最悪の場合バッテリーの破損やドローン本体のCPU以上が発生するリスクも否定できません。

ドローンも人も熱中症リスク

 流石にドローンはロボットなので熱中症になることはありませんが、モーターが熱ダレを起こしたり、バッテリー高温でモーターが起動しなくなります。暑くても寒くても自己主張して職務放棄してくるドローンですが、操縦しているオペレーターは限界超えても頑張ってしまいます。

 飛行に夢中になるあまり水盆補給を忘れたり、長い時間炎天下での活動を続けることは、ドローンの正常な操作に影響を及ぼしかねません。航空法では、ドローンの飛行に影響を及ぼす恐れのある状態での飛行を禁止する条文があります(航空法第132条の2第1号)。元々はアルコールや薬物の影響下での飛行を特定条件下で禁止する内容ですが、解釈次第では熱中症の症状で意識朦朧となった状態でドローンを飛ばしていても、適用される可能性はゼロではありません。

折角の撮影 レンズの汚れには要注意

 特に筆者は海系のバイアスがかかった人種なので、海辺でのドローンフライトがどうしても多くなりますが、山に行ってドローンを飛ばそうと考える人もおられることでしょう。山での空撮で特に気をつけて頂きたいのは、飛び回る虫との接触です。もちろん、機体破損の原因となる樹木等の障害物に注意を払うことは当たり前ですが、空中を飛ぶ虫との接触はドローンに思わぬ影響を及ぼすことになります。

虫と接触してドローンが落ちることはほとんど無いが・・・

 みなさまご安心ください。ドローンが虫に接触して落ちることはほとんどありません。カブトムシやセミなどの硬い系の虫がドローンに当たってドローンが落ちたという話は、少なくとも筆者は聞いたこともその経験もありません。普通に回転するプロペラが勝ちますし本体に直接当たる可能性は限りなく低いはず。

 昆虫がドローンに接触して起こりうる最悪の事態は、回転するプロペラ経由でカメラのレンズフィルターについてしまうことです。こうなると、撮影した映像に影響を与えてしまったり、最悪の場合レンズフィルターが使い物にならなくなってしまいます。

飛行前点検はちゃんとやる。飛行後も要チェック!

 ドローンを離陸させる前の機体点検の重要性はドローンスクールの講習の中でもよく語られる内容ですが。飛行中に発生した小さなエラーを把握するための、着陸後の機体点検も同じく重要です。部品の異常発熱の有無や、ドローンの汚損破損が無いかの確認も重要です。特に夏場は機体の温度が高止まりしがちなので、細かい変化に気がつけるようになる事が重要です。飛行時に発生している音の変化を聞き取れるようになる事も重要です。


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