4月15日に発表されたDJI新商品は、今年2台目の空撮機でした。

Mavic Air 2のマイナーチェンジが行われ、DJI Air 2Sと名前を変え発売されました。先に発売されているDJI Mini 2、DJI FPVに引き続き、Mavicの冠名が外れた商品名が採用されています。今後、この商品名構成で統一されるのでしょう。

Mavic Air 2からの変更点

今回発表されたDJI Air 2Sは、Mavic MiniとDJI Mini 2の関係性と同様にMavic Air 2のマイナーチェンジモデルとして発売されますが、当面の間並行販売される様です。外観上と変更点は、カメラの意匠が変更された事と、上方向に向けたデュアルカメラセンサーが搭載された事です。その他の変更は行われておらず、バッテリーやプロペラガードなどの周辺機器類は、Mavic Air 2のものと共通で、互換性があります。バッテリーはMavic Air 2用のPB2-3500mAh-11.55Vがそのまま使われています。

カメラやソフトウエアは大幅なアップデートが成されています。Mavic Air 2とDJI Air 2Sの仕様諸元を比較するとこうなります。

カメラ性能のアップデート

着目点は、Mavic 2 Proと同じ1インチCMOSセンサーが搭載されたこと、フォーカス機構が搭載された事でしょうか。有効解像度はカメラのセンサーがSONY IMX586からDJI製のセンサーに変更されたことから、2000万画素に留まっています。カメラの特性はMavic Air 2から大きく変更が加えられました。

上位機種であるMavic 2 Proと、数値上の性能は同一の物となりました。絞り機構が搭載されていないのがちょっと残念。そこはMavic 2 Proとの差別化なのでしょう。

1inch CMOS 20MPはMavic 2 Proと同じ性能

動画撮影能力は解像度が最大5.7K(5472×3078)30fpsまで大判化されており、動画からの静止画切り出しを行ったとしても、高解像度の画像データを得ることができる様になっています。

O3(OcuSync 3.0)の実装

DJI Air 2Sは、ライブビューの伝送システムが強化されています。従来型のOcuSync 2.0からバージョンアップされたO3システムが搭載されています。行く行くはDJI FPV用のDJI FPV Goggles V2とFC7BMC(モーションコントローラー)の使用が可能になるようです。

伝送可能距離も理論値で最大8km(国内仕様)まで強化されています。

目視外飛行の承認がまだ取れていないので、遠距離飛行時の使用感はまた後日レポートします。

上方障害物回避機能が追加

Inspire 2やMavic 2に搭載されている上方障害物センサー。DJI Air 2Sでは上方向に向けたデュアルカメラセンサーを搭載。従来からある前後に加えて上方向にある障害物も検知できる様になりました。

横方向に対するセンサーは搭載されていませんので、横方向への水平移動は従来機通り注意が必要です。

某ドイツの高級車メーカーが作る車みたいな機体動体フロント部

ADS-Bシステムを新たに搭載

DJI Air 2Sは付近を飛行中の航空機(飛行機やヘリコプター等)から発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号で飛行位置情報を受信し、DJI Flyアプリ上のマップに表示し、音声と視覚の両方でドローンの操縦者に警告を行います。

航空機の進路妨害は重い刑事処分に繋がるばかりか、一歩間違えれば人命に関わる重大インシデントにもつながりますので、航空機の接近を事前に知る要素としては有効なシステムであると言えます。

接近している航空機の機影がマップに表示される様になります

基本的な機体の仕様は変更されず

基本的には、上方障害物検知機能とカメラの仕様変更のみで、カメラプラットホームとしてのドローンの性能は垂直方向の機動性が若干強化された程度で、大きな変更はありません。DJI Mini 2やDJI FPVではGALILEOによる衛星測位も可能になっていましたが、原型のMavic Air 2がGALILEOに非対応のためそれを踏襲しています。

コンパスやIMUもシングルセンサーままで、Mavic Air 2から変更はありません。

上昇下降速度の限界が6m/sに高速化したので、上下方向へのレスポンスはよくなっている反面、スロットルを中立に戻して静止するまでの制動距離は少し長くなっています。

水平方向への操作感はMavic Air 2からほとんど変化はなく、Air 2とAir 2Sを使い分けていても、操縦操作に対する反応の差に戸惑うことはありません。

相変わらずプロペラは、間違った回転方向のモーターにも付いてしまいます。プロペラ軸にあるオレンジマークの有無とモーターのオレンジマークの有無を確認しましょう。

正しい組み合わせ

ドローンの使用感はMavic Air 2から大きな変化は無いので、使い勝手は良さそうです。あとは、カメラの映像クオリティ。早速航空局への飛行許可承認申請を行って、屋外でのテストフライトの準備にかかります。

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